なにかと話題にされがち、しかも世代を超えてコンテンツの内容に変化はあるものの、『子育てにこれはありなの?』はずっと問われる問題、、、。
今回はメリット、デメリットを挙げた後に、どうしたら上手に付き合えるか模索していきます!
どの時代にも『最近の親は、、、』はある
現代に限らず、どの時代においても人は子どもを産み、育ててきました。その中で『子育てはこうあるべき』という固定概念があり、『母親は自己を犠牲にして育児に専念するべき』『男性の育児参加を推進すべき』とメディアで報じられ、理想的な考えから外れていると『最近の親(家庭)は、、、』と見なされてしまうことがありました。(生活や風俗・習慣についての論文を参照すると深掘りできます!オススメ!)
記憶にあるのは、平成初期から言われていた『テレビ画面の見過ぎはよくない』でした。『テレビに子守りをさせるなんて』と取り上げられていましたよね。子どもは単純に面白くて引き込まれがちですが、大人の一部は長時間の視聴で目が悪くなる、映像をただ受動するだけなので自分で考えて行動できない子になる、と言って警告していました。
わたしが育った家庭もどちらかと言うとテレビ反対派で、時間を決めたり、こっそり見ていると止められたりしていました。
一方で、『起きている間は常にテレビがついていた』という環境で育った人も身の回りだけで複数います。
その点だけ挙げていいのか悪いのか判断することはできませんでした。なぜって、後者は家族が仲良しで大人になっても一緒に旅行をするなどしていて、成長した子どもたちも自立して生活ができている、仲良し家族だからです。(わたしは実家の家族と外食もしない(笑))
挙げた例が極端すぎて将来の参考にはならないので、映像コンテンツを子どもに見せるメリット・デメリットを考えてみることにします。
メリット
◎(親目線で)子どもが集中してみてくれるので家事が捗る
◎子ども同士で、同じ番組やチャンネルを見ていると共通の話題になる
◎単語や歌などを覚えられる
やはり気になるデメリット
◎親子共にぐずったら『スマホ』が身についちゃう
◎コンテンツの区切りで『もっと』と言われると続けて見せて長時間の視聴になりがち
◎向き合って話す、経験を共有する、ができない
上手に付き合うためにはデメリットをよく理解しよう
どちらも3点ずつ挙げてみました。パッと思いついただけなので、ゆっくり考えればもっと出てくるとはおもいますが、比較すると、個人的には『デメリットでかい』と感じてしまいました。『困ったら甘い物で釣る』という行動は保育士的視点においてもオススメできません。
最初は『コンビニで50円のお菓子ひとつ』で済んでいたのに、3ヶ月続けたら『キャラクターの絵が付いた食べ物300円』に変化しているかも知れないからです。金額が上がるだけでなく、頻度も上がってしまったら、いくら稼いでも追いつかないし、『言えば買ってもらえる』がインプットされてしまうかも、、、?!
映像コンテンツも同じことが言えます。上記で話した『テレビの試聴時間は長いけど自立した大人に成長した』例では密な家族のコミュニケーション(テレビの話題を家族でする、旅行など体験を共有する、子どもの話を聞いてあげるなど)がデメリットを打ち消したのかも知れません。
コミュニケーションは時間より質
わたしも子どもに映像コンテンツを見せることがもちろんあります。しかも見せるときは1時間以上付けっぱなしのことも、、、。親だって、ひとり時間が欲しい!
それでも念頭に置いているのは『家族で過ごせる時間は有限』ということです。子育ては限りある時間だと理解していれば、自然と『一緒に映像を試聴する』『適宜声をかけて気にしてるよアピールをする』『一緒に遊ぶなど経験を共有する機会を大事にする』など、アイデアは浮かんできます。
家庭によって子育て感は様々なので、一緒に子育てするパートナーや子ども本人と話し合って決めるのもいいですね〜!!
子育て関連の情報ってたくさんありますよね。溢れる情報に圧倒されて『間違ってるのかな、、、』と迷ったり、『映像いっぱい見せちゃってる』と罪悪感を抱いてしまう方も大丈夫です!子育てに正解はありません!子どものために調べて、考えている姿はステキです。
自分のことをもっと褒めてくださいね!!
大人だって惹き込まれる映像コンテンツ、上手に付き合ってみんなで楽しみましょう!!